本日は子ども達が指折り数えて楽しみにしていた『ドムナランの人形劇』
お遊戯室の準備も整えドムナランさんの到着を待つのみ。そんな中、朝7時に一本の電話が入りました。
お相手は子ども達が楽しみにしていたドムナランさん。 「松阪付近で土砂崩れに遭い、本日の公演予定時間に行けそうにないです」とのことでした。
今日の公演は残念ながら中止することに致しました。 しかし、業者の都合で中止にするのは簡単な事ですが、子ども達がずっと楽しみにしていた人形劇です。7時に登園した子どもの中には、登園渋りがあったものの、お母様が「今日は人形劇だよ」とお声がけされると、笑顔でバイバイが出来ていました。
私たちが子ども達に出来ることはないか・・・ そこで直ぐ職員に一通のメールを送りました。 「本日、ドムナランさんがこちらに向かっている時に土砂崩れに遭われ足止め中。 本日は残念ですが延期します。 子どもたちはとても楽しみにしているので、即席人形劇をします。 参加者はLINEで連絡下さい。 内容も即席です。」
せいか職員劇団を立ち上げたのです。 すると保育調整の可能な職員からどんどん参加メールが届きます。
参加者が揃い打ち合わせが終了
お遊戯室には子ども達が笑顔で集まります。 そして本番
45分間の様々な出し物に子ども達がそれはそれは喜んでくれたことが私たちの最高の喜びとなりました。
参加してくれた職員は涙を流しながら喜び、鑑賞してくれた職員の中にも涙を流しながら感動したと伝えに来てくれたのです。
それはかわいい子ども達の笑顔でした。
「シャチ出てきたね」
「あ~楽しかった」
「またみたいね」
「おもしろかった」
コロナの状況で自粛自粛の4月スタート
様々な行事が中止となる中で出来ることを手探り状態の中、今日子ども達のとびっきりの笑顔が見ることが出来本当に劇団を立ち上げて良かったと全職員が思えた瞬間でした。
今回このような行動が出来たのも、会長先生、理事長先生、相談役が常に「”コロナだからこそ子どもたちに喜んでもらえること”を、”コロナだからこそ出来た”を精一杯がんばること。とにかく子ども達の想いを一番に考えて下さい。」とお伝え下さるこの言葉からでした。
降園時、職員室に来て保護者の方がお声を掛けて下さいます。
「子どもがムッチャ楽しかったって言ってます。ありがとうございました。」
「今日は人形劇無理なんだって。土砂崩れがね・・・」と土砂崩れの話をして説明したんですが、どんどん機嫌が悪くなっていたんです。でも、シャチを指して楽しかったって話してくれています。人形劇観れたんですね。本当にありがとうございました。」
そして一人の子どもが
「せんせい、にんぎょうげきしてくれてありがとう💛」
子ども達が残念がらず今日も笑顔で降園してくれていることが最高の幸せです。
どうぞこの続きは担当の宮村先生が綴るブログを是非ご覧ください。